こんにちは、株式会社向陽プランニングのデザイン担当です!
弊社はイルミネーションなどに使用されるLED製品の製造・販売等を行っている会社です。
私は、より良いデザインを生み出すためのインプットとして、イルミネーションに限らず様々なアートプロジェクトやイベントの視察・情報収集を日々行っております!
これからイベントに参加される方やお出かけ先選びの参考になればと思い、私が体験したイベントを随時ご紹介したいと考えております!
今回は、大阪の長居植物園にて2022年7月29日から常設展示されている『チームラボ ボタニカルガーデン 大阪』の体験レポートです。
「チームラボ ボタニカルガーデン 大阪」はどんなイベント?
「チームラボ ボタニカルガーデン 大阪」のコンセプト
チームラボは、「Digitized Nature」というプロジェクトを行っている。非物質的であるデジタルテクノロジーによって「自然が自然のままアートになる」というプロジェクトだ。
草木そのものや、ここに生息する鳥のふるまいを使った作品群は、草木や鳥がなくなると、作品は消えてなくなってしまう。草木や鳥は、植物園の森や池などの生態系とは切り離せず、環境が維持されない時、草木や鳥が生存できないため、作品も存在しなくなる。つまり、これらの作品群の存在の輪郭もまた、作品の物質的な境界面ではなく、周辺の環境に対して連続的で曖昧である。
そして、作品は、吹く風や雨、そこにいる人々のふるまいの影響を受けてインタラクティブに変容し、環境と人々を作品の一部にしていく。人々と作品、草木、森や池、生態系や環境が、境界なく連続していく。
チームラボ ホームページより一部抜粋
上記のコンセプトの通り、人と人・人と作品の繋がりや時間の流れを意識した作品が多く、その場の人の動きによって光の演出が動くもの、人から人へ伝播する作品がメインでした。
コロナ禍で人と人の距離が遠くなっている中で、他者とのつながりを強く感じられる作品になっていると感じました。
常設展示ですが、季節ごとに展示の内容が変わりますので、何度訪れても違った感動があると思います。
2022年は秋にコスモス畑が解放されたり、冬近くなるとカピラリスの穂が赤く実り、また違った姿に変化していました!
2023年春はネモフィラ畑が解放されていました!ブルーのライトアップが幻想的でしたよ!
詳しい内容はチームラボのホームページをチェックしてくださいね。
「チームラボ ボタニカルガーデン 大阪」の体験レポート
実際の並び具合は?
私がイベントを体験したのは2022年8月29日(月)でした。
常設展示が始まってからちょうど1か月後でしたが、平日にしては来場客は多かったように感じました。
作品を見る場所が池沿いに限られている大池と、通路の狭いツバキ園が特に混雑している印象でした。
入場時は、19時ごろに長居駅に到着し植物園までゆっくり歩いて開園と同時に入場しましたが、チケットを事前購入していたおかげか、特に順番待ちをする事はなくスムーズな入場でした!
混雑している場合でも、会場の性質上、混雑して歩けないという事は無いようですが、受付に待ち時間が発生する場合があるそうです。
おすすめの服装
公式からもアナウンスされていますが、歩きやすい服装で行くことをオススメします。
かなりの距離を歩くことになるのと、足元が悪い場所があります。スニーカーや履きなれた靴が良いでしょう。
蚊などの虫が生息しているので夏場は肌が露出しない格好が良いそうです。
虫よけスプレーなどもあると便利かもしれません!
アプリを利用して、作品を深く知ろう!
会場でも案内がありますが、チームラボのアプリで作品のガイドを見ることができます!
近くにある作品の詳細内容が表示されるので、理解を深めるのに役立ちます!
事前にダウンロードも可能ですよ!
会場MAP
道中に道案内の看板がありますが、決まった順路は無く好きな順番で回れるようになっているので人の流れが複雑である事と、周囲が暗いので、入口で配布されている地図をもらっておいた方がわかりやすいとおもいます!
「チームラボ ボタニカルガーデン 大阪」全作品紹介!写真あり
いよいよ、作品のご紹介です!
写真では作品本来の美しさは伝わりづらいのですが、実際に観にいって体験していただきたいので、できるだけ写真でご紹介します!
Aエリア 「生命は連続する光ーラクウショウ」「呼応するサルスベリ」
- A1「生命は連続する光-ラクウショウ」
入口からすぐの場所に、ラクウショウ並木があります。
人が通ると連動して光輝き、音が流れます。その光と音が次々と周辺の木へ移っていきます。
シンプルですが美しく、これから先のアート作品へつながる道ですのでとてもワクワクしました!
自分自身もアートの一部になった気分です!
- A2「呼応するサルスベリ」
ラクウショウ並木を抜けると、大池が広がり会場全体の雰囲気が見渡せます。
歩き進めると大池沿いには輝くサルスベリが!
こちらもラクウショウと似た仕組みで、人が通ると光り、音が鳴ります。
次々と移動していく光を見ると心が落ち着くようでした。
Bエリア 「ツバキ園の呼応する小宇宙(2種)」「呼応するツバキ園」
- B1「ツバキ園の呼応する小宇宙-液化された光の色」
ツバキ園には、卵型のオブジェがたくさん置いてあります。
この卵型のオブジェは2種類あり、こちらは乳白がかった半透明のタイプです。
色が徐々に変わっていくのですが、こちらは風や雨の刺激で色が変わり、音が鳴る仕組みのようでした。周辺のオブジェにも伝播するようになっています。
不思議な形で、とてもカラフルです。
- B2「ツバキ園の呼応する小宇宙-固形化された光の色」
こちらは、上記のB1「ツバキ園の呼応する小宇宙-液化された光の色」の透明バージョンです。
表面のカバーがオーロラのような加工をされていて、伝播する色変化に合わせてキラキラと輝きます。
個人的にはこのエリアが一番のお気に入りです!
- B3「呼応するツバキ園」
卵型のオブジェがあるツバキ園は樹々も光輝いています。
こちらもオブジェと同じように光の色が移り変わり、周囲に伝播していきます。
Cエリア 「風の中の散逸する鳥の彫刻群」
- C1「風の中の散逸する鳥の彫刻群」
こちらは大池に浮かぶ島にある、巨大な彫刻群です。
プロジェクションマッピングで流動的なモチーフの映像が流れ続けています。
鳥が周辺を飛ぶことによって光ります。鳥に良い環境にするために、もともと何も無かった島に、樹々を植え環境を整えたそうです!
サイズがとても大きくその存在感に圧倒されます。
Dエリア 「自立しつつも呼応する生命の森ーユーカリ」
- D1「自立しつつも呼応する生命の森-ユーカリ」
こちらの作品は、見たことがある方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
チームラボの作品の中では、卵型のバルーンは良く登場しますよね。
こちらは、かなり大きいサイズです。
人の背丈をはるかに超えるサイズ感で、サイズはいろいろあるのですが、
一番小さいものでも2mぐらいはありそうです。
そんなオブジェが森の中に大量に設置されています。
こちらは、人が押したり、風に吹かれたりなどの刺激で色が変化し、伝播していきます。
たくさんの人が、卵を押して楽しんでいました。
写真撮影も盛んで、かなりインスタ映えなエリアです!!
Eエリア 「具象と抽象」「森に描かれる空書」「森の道」「森に憑依する炎」
- E1「具象と抽象-二次林の入口」
二次林は「長居の里山」と呼ばれているそうです。
そんな二次林の入口にあるこちらの作品ですが、人が立ち止まり、鑑賞していると線の集合体がだんだん面のように変化していきます。
樹木を利用し、壁があるかのように見せるプロジェクションマッピングです。
通りすぎてしまう方も多かったですが、とても面白い作品ですので是非立ち止まってみてください。
- E2「森に描かれる空書-ワンストローク、二次林」
二次林の中に、光輝く、書のようなものが描かれます。
布にプロジェクションマッピングをしているのかと思ったのですが、布のたわみに合わせて光が進んでいくのではっきりとした仕組みはわかりませんでした。
布自体が液晶のように光っているようにも見えます。
とても不思議な気持ちになります!
- E3「森の道ー二次林」
写真ではわかりづらかったので、こちらは動画です。
歩くペースによって流れる音楽が変わるそうなのですが、あまり実感できませんでした。
行かれた際は、是非チャレンジしてみてください!
- E4「森に憑依する炎ー二次林」
森の中に炎が浮かび上がり、常に揺れ動いています。
チームラボのアプリ《Distributed Fire》を使用して、この炎に近づけるとスマートフォンに炎がうつります!
そしてスマートフォンからスマートフォンへも炎が移せます。
作品から人、人から人へ移っていく参加型アートです。
下の動画は、スマートフォンに炎が移る瞬間です!
Fエリア 「光色の草原」「大池に浮遊する呼応するランプ」
- F1「光色の草原ーカピラリス」
大池の手前にカピラリスの草原があります。
この作品は、草原に人が立ち止まるとそこから光が発生し、周囲のカピラリスへどんどん移っていきます。草原が光輝いている様子はかなり幻想的でした!
- F2「大池に浮遊する呼応するランプ」(新しいマップ上では「F1」の表記:2023年9月現在)
こちらは大人気スポットで、たくさんの人が写真撮影をされていました。
大池にバルーンのような素材でできたランプが浮かんでいます。
風で揺れたり、人が立ち止まってみると、光が強くなります。
この作品も、ランプからランプへと光が移っていきます。
少し高いところから作品全体を見れるので、光が移り変わる様子が一番わかりやすかったですね!
落ち着く雰囲気の作品でした!
2022年12月には冬季限定でランプの色がカラフルになっていました。
Dエリア 「風と共に踊る柱群」
- D1「風と共に踊る柱群」
こちらの作品は2023年に新たに追加された作品です。
実物は見ていないのですが、風が影響する作品のようです、、、!
繊細な作品なので、雨や風により鑑賞できない日があるとのことです。
事前にX(旧Twitter)にて詳細を確認するよう公式からアナウンスが出ています。
「チームラボ ボタニカルガーデン 大阪」の2023年春季開催概要
「チームラボ ボタニカルガーデン 大阪」の場所・営業時間
「チームラボ ボタニカルガーデン 大阪」は2022.7.29(金) から長居公園内にある、長居植物園にて常設展示されています!
アクセス
- 住所
大阪府大阪市東住吉区長居公園1-23
- 電車
Osaka Metro御堂筋線「長居駅」下車。3号出口より東へ徒歩約10分
JR阪和線「長居駅」下車。東口より東へ徒歩約12分
- バス
大阪シティバス4号系統「住之江公園発~出戸ターミナル行」、「長居東」停留所下車。北へ徒歩約5分
営業時間
時期 | 営業時間 | 最終入場時間 |
---|---|---|
2023年8月22日~9月10日 | 19:00~21:30 | 20:30 |
2023年9月11日~10月31日 | 18:30~21:30 | 20:30 |
2023年11月1日~2024年2月29日 | 18:00~21:30 | 20:30 |
休み
第2,4月曜日
2023年9月4日、25日
2023年10月6日、16日、30日
2023年11月13日、27日
「チームラボ ボタニカルガーデン 大阪」チケットの料金・購入方法
大きく分けてチケットの購入方法は
・オンラインでの購入
・現地での当日券購入
があります。
オンライン(各種プレイガイド)での購入
種類 | 料金 |
---|---|
大人(高校生以上) | 1800円 |
子ども(小・中学生) | 500円 |
障がい者割引 (手帳お持ちの本人様と同伴者1名まで購入可・入場には1人1枚チケットが必要となります) | 900円 |
未就学児 | 無料 |
オンライン購入は、チームラボ公式チケットサイトからも購入可能です。
現地での購入
種類 | 料金 |
---|---|
大人(高校生以上) | 2000円 |
子ども(小・中学生) | 600円 |
障がい者割引 (手帳お持ちの本人様と同伴者1名まで購入可・入場には1人1枚チケットが必要となります) | 1000円 |
未就学児 | 無料 |
「チームラボ ボタニカルガーデン 大阪」で使えるクーポンはこちら!
「チームラボ ボタニカルガーデン 大阪」では2023年9月現在、使えるクーポンは無いようです。
新たな情報が入りましたら、本ブログにてお知らせします。
涼しくなってきた今がおでかけのチャンス!
今回の体験レポートはいかがだったでしょうか?
普段はなかなか見れない、ライトアップをされた自然に触れることができるので、
自然が好きな方、非日常を味わいたい方にはぴったりだと思います!
情報は随時更新されているとおもいますので、詳しい内容や注意事項は公式ホームぺージを必ずチェックしてください!
過ごしやすくなってきた、今の季節にちょうど良いお出かけ先ではないでしょうか?
しかし、暑い日もまだまだあるのが現状ですので、しっかり水分補給をしてくださいね!
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