突然の福井への旅

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突然の身内の不幸により、急遽福井県へ行くことになりました。
式場は福井県勝山市にあり、ちょうど越前大仏の目の前という場所でした。
式まで少し時間があったので、家族と一緒に越前大仏を訪れることにしました。

越前大仏の荘厳さ

越前大仏は毘盧舎那如来の大仏で、中国・洛陽市にある龍門奉先寺座像をモデルにしています。
その像高は17メートル。圧倒的なスケール感に圧倒されました。

大きな仏像を安置するこのお寺は一時、差し押さえの話もあったとのことで、現在はやや閑散としています。
それでも、大仏の持つ威厳には圧倒され、目の前に立つと心が静かになるような気がしました。
この日は妹家族も一緒で、みんなで大仏の前で写真を撮ったりしながら、ゆっくりと過ごしました。

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葬儀とその後の墓参り

葬儀を無事に終えた後、母の実家のお墓参りに立ち寄りました。
場所は福井県美山地区

お墓の近くには越美北線が走っており、列車が通ることは珍しい場所です。
なんと福井駅行きの列車は1日に7本しかありません。

この日、たまたま近くの踏切の音が聞こえたので、急いで線路のそばまで走って行きました。
列車が近づき、家族みんなで手を振ると、運転手さんが気づいてくださり警笛を鳴らして応えてくれました。
その瞬間、寂しい地域に小さな温かさを感じ、心がほっこりしました。

旅を振り返って

福井は過疎化が進む地域も多いですが、その分、自然や人々とのふれあいが印象深く残る場所だと感じました。
今回の旅は悲しみの中で始まりましたが、越前大仏の荘厳さや、列車との小さな交流など、心温まる出来事があり、心に残る時間を過ごすことができました。

皆さんも、福井を訪れる機会があれば、ぜひ越前大仏越美北線沿線の魅力を感じてみてください。

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