こんにちは。向陽プランニングの営業担当です。
弊社はイルミネーションなどに使われるLED製品の製造、販売を行っている会社です。
私が担当している「Barへ行ってみよう」の記事ですが、不定期にいろいろと思いついたことを書こうと思っています。
以前は、ウイスキーの飲み方、特にハイボールについてお話いたしましたが、今回は、そのハイボールを含めたウイスキーの味わい方について、お話ししようと思います。
お酒が好きな方はもちろん、そうでない方も、お読みいただければ幸いです。
おいしいウイスキーを探す方法は?
趣味程度にしかウイスキーの知識はないのですが、たまに「おいしいウイスキーを紹介してください」と言われることがあります。
おいしいって、とても主観的な感覚なので、とても返答が難しいなと感じます。
私がおいしいと感じていても、他の人にとっては苦手な味だったりすることはよくあることなので、自分の好みをそのまま答えないようにしています。
逆に、その方がおいしいと思うウイスキーを逆質問したりして、そのウイスキーと似たウイスキーを紹介することもあります。
もちろん、ウイスキーを多く扱うBarや酒屋さんに聞くほうが確実ではあるのですが、ウイスキーってとてもたくさん種類があるので、確実にこれだという答えは、なかなか出せないと思います。
たくさんの候補から、自分好みのウイスキーを見つけること自体、とても楽しいことではあるのですが、時間とお金がかかります。
さっさと調べたい場合、どうすればいいでしょうか?
実は、ウイスキーには「テイスティングノート」というものがあり、それを見れば、各ウイスキーの味や香りが、ある程度わかるようになっています。
あくまでも参考程度ですが、テイスティングノートを見るだけなら、どれだけ見ても酔わないので、たくさんのウイスキーの味を一斉に調べることもできます。
ウイスキーのテイスティングノートとは?
ほとんどのウイスキーには、お酒の特徴や感想を記録したテイスティングノートがあります。
メーカーが公式で出しているものもあれば、ウイスキーの販売店や愛好家たちが実際に飲んで作ったテイスティングノートもあります。
最近はネットで検索すれば、テイスティングノートがたくさん出てきます。
すぐに調べられるのでいいのですが、人によって味わい方が様々なので、あれこれ見てしまうと、結局どんな味かわからないということになるかもしれません。
ですから今回は、メーカーや販売会社が発表している公式テイスティングノートをいくつか紹介します。
まずは日本のウイスキーから
この二つは、同じ会社が作っているウイスキーですが、味も香りも全く違うウイスキーだということが、テイスティングノートで分かっていただけると思います。
柿とか桃とか、フルーツも書かれていますよね。
ウイスキーの風味をうまく伝えるために、他の食物の風味に例えているのです。
これはウイスキーの複雑な風味を分かりやすく伝えるための手法で、原材料にこれらが含まれているというわけではありません。
使われていないのに桃や柿のテイストを感じられるというのが、ウイスキーの楽しみ方の一つです。
続いて、海外ウイスキーのテイスティングノートも、見てみましょう。
これは有名なスコッチウイスキーのテイスティングノートです。
販売している会社のサイトに掲載されているので、誰でもすぐに確認することができます。
この2本は、同じウイスキー名ですが、熟成年数が違います。
このように、熟成年数や作り方が違うと、同じ名前のウイスキーであっても、テイストが違うことが多いです。当然、お値段も違ったりします。
ですから、テイスティングノートを確認するときは、ウイスキー名だけではなく、細かな名称の違いや、年数の表記もしっかりと確認して、いいなと思ったウイスキーがどのウイスキーかを特定してみてください。
その一方で、
分からないまま片っ端から飲んでいく、それがウイスキーを飲む楽しみだ
という方もいらっしゃいます。
それはそれで一つの楽しみ方ですが、「やっぱり苦手なウイスキーは避けたいなあ」という方も多いと思います。そんな時にテイスティングノートは役に立ちます。
もし気になるウイスキーがあれば、まずテイスティングノートを見て、自分の好みかどうか、飲みたいウイスキーかどうかを調べてみてください。
自分好みのウイスキーがどれかが見えてくるので楽しいですよ。
そしてそんな好みのウイスキーが見つかったら、それと似た名前のウイスキーや、似た価格帯のウイスキーのテイスティングノートを見て、テイストの違いを比較するのも面白いと思います。
テイストを探す旅に出かけよう!
下調べが終わったら、実際にウイスキーのテイスティングをして、オリジナルテイスティングノートを作ってみてください。
そしてその時は、せっかくですから「ウイスキーが多く揃っている」Barで、あれこれと飲み比べをしてみてください。(Barにもいろいろありますので、Barの下調べも大切です)
可能であれば、ストレートで味わうのがおすすめですが、水割りでも、ソーダ割りでも、テイスティングはできるので大丈夫です。
書き方も、基本的には自由でいいと思います。もしルールがあるとしたら、「後で自分で味を思い出せるように書く」ということでしょうか。誰が見ても分かりやすく書ければ最高ですね。
もちろん、風味の感じ方も人それぞれですので、自分が感じたまま、他人と違う表現でOKです。
ご参考になるかは別ですが、私のテイスティング方法を少しご紹介いたします。
まずは一度ウイスキーを味わいながら、複雑な風味の分析を試みます。
そして、公式のテイスティングノートに書かれているテイストを探したり、今味わっているテイストと似た食べ物、飲み物などを思い浮かべます。
「熟した柿というよりは、メープルシロップに近いかな」
「磯の潮風とバニラの香りがして、飲んだ瞬間それがトーストの香りに変わるような気がする」
「これはプリンスメロンかな、いや若いバナナに似てるかな……と思ったら、あとでカシューナッツの甘さを感じてきた」
例えばこんな感じであーでもないこーでもないと考えながら、まるで料理の隠し味を当てるかのように、
自分が知っている食材を思い浮かべながら、その時に感じたテイストを自由に記していきます。
あくまでも個人的な感想として、公式テイスティングノートと違っていても関係ないと割り切って、自由に書いていきます。
まあ、こんな感じでしょうか。
プリンスメロンとかカシューナッツとか、本当にそんな味するの?と想像もつかないかもしれませんが、ウイスキーが好きな方でしたら、ああなるほどね、とわかっていただけると思います。
自分が書いたテイスティングノート、非常に役立っています。
あくまでも自己流ですが、微妙な味の違いをとらえようとするせいか、舌が鍛えられるような気もします。
違いが分かるとさらに楽しくなりますし、細かな味の好みにも気付きます。
例えば、甘いウイスキーが好きだと思っていても、「あ、この甘さは苦手かも」とふと感じることもあります。
甘みの細かな味の違いが分かってくれば、おいしいと思うテイストは何か、おいしさを妨げるテイストが何かについても分かってくるような気がします。
そこまで分析ができたとしても、そこでテイスティングは終わりではなく、「このテイストとこのテイストが合わさったら最強だ」といった新たな発見に発展することもあります。
こうして、テイストを探す旅は、どこまでも続くことになります。
ウイスキーに限らず、何でもテイスティングノートは書けると思いますので、もし興味を持っていただけたなら、何かのテイスティングノートを作ってみてください。
それがウイスキーであるなら、私はうれしいです。
最後に
今回も、最後までブログをお読みいただきましてありがとうございました。
テイスティングノートをつけることはお勧めしたいのですが、そんなことにこだわらずにとにかくウイスキーを楽しみたい、といってひたすらウイスキーを飲むのもいいと思います。
自分に合った飲み方でウイスキーを飲んでいただければ、それだけでウイスキー好きはうれしくなります。
ただ、
「よくわからないけどとにかくこの味は好きだ!」
「なんとなく、この味好きになれないよなあ」
などと今まで感じていたことをはっきりさせたいという感じていただけたのであれば、テイスティングノートをつけて細かく分析することをお勧めします。
ちなみに、イルミネーションでも似たようなことがあるように思います。
「きれい」だとか「来年も見てみたい」という感動や、「イマイチだった」などの厳しい評価は、細かい何かの積み重ねで編まれてくるものだと思うからです。
評価には個人差があるのですべてを拾うのは大変ですが、どこが良かったのか、どこがイマイチだと感じるのかを細かく調べていけば、来場者の心をつかみやすいイルミネーションがどんなものか、だんだんと見えてくる気がします。
いろんな事情で、昨年と同じ装飾となることも多いと思いますし、定番や伝統を守るということも必要だと思います。
その一方で、何だかマンネリ化しているから何とかしたいというお悩みもよく聞きます。
一度、「変われば良くなるであろう何か」を探す旅をしてみませんか?
ウイスキーのテイスティングのように。
大きく変化をさせなくても、小さな何かを少し変えるだけで、大きく印象が変わることもあります。
もし、何か変えたいとお悩みでしたら、一度、過去のイルミネーションはどのようなテイストだったのか、細かく分析してみてください。
さらに、自分がいいなと思ったイルミネーションのテイストと比較してみれば、よりはっきりと、足りないテイストが見えてくるはずです。
イルミネーションでも、いいテイスティングノートが作れそうですね。
こちらも、イルミネーション好きの方にはお勧めします。
イルミネーションを良くするお手伝い、向陽プランニングならできます。
イルミネーションを初めて創るという方も、今までのイルミネーションに何かを足そうという方も、お気軽にご相談ください。
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