今回、紹介するのは京都嵐山にある知る人ぞ知るお寺です。
鈴虫寺(すずむしでら)は、正式な名称を「華厳寺(けごんじ)」といいます。
華厳寺は、日本の京都にある仏教寺院であり、世界遺産にも登録されています。
鈴虫寺という別名は、庭園内に生息する鈴虫の鳴き声が美しいことからつけられた呼び名です。
ここのお寺が何故に有名かと云いますと、二つあります。
一つ目は、鈴虫の音色とともに「説法」の時間が設けられていることです。
説法といえば正座などをして堅苦しいイメージがありますが、鈴虫寺の説法には堅苦しさはまったくありません。
禅の教えを中心に、時事ネタも踏まえつつ軽快なトークは芸人並みの面白さです。
30分ぐらいの住職のお話が楽しく、ためになり「うんうん」とうなずけます。
二つ目は、「幸福お守り」です。
鈴虫寺のお守りやお札には幸福地蔵様の化身である地蔵様が入っています。
これが願い事を叶えてくれると云うお守りですが、お願い事が成就するには決まりごとがあります。
説法のあとにこの「幸福お守り」を購入して幸福地蔵様にお願いをします。
・お守りに書かれている幸福お守りの「幸」の文字が見えるように持つこと
・住所と名前を必ず言うこと
・願い事は一つだけ具体的に伝えることです(欲張ってたくさん願い事をすると1つも叶いません)
なぜ、住所と名前が必ず伝えないといけないかというと、鈴虫寺のお地蔵様は草鞋を履いて歩いて私たちの家までやってきて願いを叶えてくれると言われているのです。
機会があれば是非、お参りください。